自家焙煎珈琲への想い

こんにちは。
楚々Cafeへお越しいただき、ありがとうございます!

珈琲との出逢いから、今日までをまとめてみました。
こんな想いで、日々焙煎しています。

珈琲との出逢い

珈琲との出逢いは、高校受験の勉強をしていたとき。


母に入れてもらったインスタントコーヒーを飲むようになって、そこから珈琲が好きになりました。

はじめて珈琲をドリップ

珈琲を自分でドリップするようになったのは、20代前半の頃。当時、付き合っていた人のお兄さんが、珈琲豆を焙煎していたことがきっかけでした。


焙煎した珈琲豆をもらって、はじめてのドリップ。
飲んだ瞬間の衝撃は忘れられません。


インスタントラーメンとお店のラーメンの差どころではなく、そんなの比較にならないぐらい違う!!!


ドリップ珈琲の美味しさを知ってから、珈琲豆を買い、自宅で豆を挽いてドリップするようになりました。

珈琲の沼へようこそ

珈琲の世界の奥深さを目の当たりにしたのは、とある自家焙煎珈琲店で、エチオピアのナチュラルを飲んだとき。


花のフレーバーティーなのかと勘違いするぐらい、今まで感じたことのない、ベリーのようなフルーティーな香りと味わいに


「……えっ!?」


と一瞬、言葉を失いました。


この珈琲が好き。


今までは深煎りの苦く飲みごたえがあり、目が覚めるような珈琲が好きだったけれど、こんな珈琲もあるのかと、感動。


そこからさらに珈琲の世界へ、どっぷりハマっていきます。


ついに焙煎の世界へ

焙煎の世界へ興味を持ち始めたのは、珈琲店に生豆が置いてあるのを見たときでした。


「珈琲豆って本当はこんな色をしているのか…。」


そのお店では、買った生豆をその場で焙煎してくれました。焙煎されていく様子を眺めていると、漂ってくるいい香り。


このときまでは、豆を煎るという概念はなく、珈琲豆がどうやって出来上がるのかも知りませんでした。


焙煎したての珈琲をひとくち、


「…あぁ、美味しい。香りも格段にいい。」



そのお店は自宅にあるようなガスコンロで焙煎をしていたので、自分でもできる気がして、やってみることにしました。

手網の焙煎機からスタート

最初は、手網の焙煎機で挑戦。
人生初めての焙煎は、思いのほか上手くできました。


だけど、チャフ(焙煎時に出る豆の薄皮)でキッチンが大惨事。


さらに、コンロからの距離・手の振り具合・火力調整が難しく、手が疲れる上に、味が安定せず、2回目以降は思った通りの焙煎ができませんでした。

 

どうしたら良いのか調べていた時に、手回し焙煎機(UNION)を発見。即座に購入し、次は手回し焙煎機で豆を焙煎するようになります。

手回し焙煎機で焙煎すること200回以上

火力が均一に入るようになったことで、ムラなく焙煎できるようになりました。


しかし、渋みやエグみ、生焼け感が残ってしまい、満足のいく焙煎ができません。


そこからは自分好みの美味しさを追求する日々。


ガスの微圧計を導入し、焙煎豆の冷却機(換気扇を改造)をD I Yしたことで、だいぶ味が安定しましたが、


次は、さらにクリーンな味を表現するために、排気調整をしたい欲求が湧き出てきました。


「…排気弁が欲しい。」

夢の焙煎機

より自分好みの美味しい味にするため…一大決心


大事にしていた愛車を手放し、焙煎機(フジローヤルR101)を購入。


フジローヤルR101は業務用のもので、自家焙煎店でも多く使われている本格的な焙煎機です。


細かな火力コントロールと排気コントロールができるようになったことで、すっきりクリーンな香りが感じられるようになり、豆本来の個性を活かした珈琲豆が焙煎できるようになりました。

豆本来の個性を大切にした焙煎

珈琲の世界は深い。


だからこそ、今よりさらに美味しい珈琲をつくるため、日々研究し続けています。


うまく焙煎できたときの満足感

上手くいかなかったときも、次はどうやろうかと考える楽しみ


さらには、家族や友人に美味しいと飲んでもらえる喜び


 
これだから、珈琲焙煎はやめられません。

さいごに

珈琲豆は産地や品種、できた年によって味も香りも異なります。


豆たちのユニークな個性を活かしながら、味や香りのバランスをみて、焙煎具合を調整しています。


珈琲が苦手と思っている人たちにも、「珈琲ってこんなに美味しいの!?」と今までの概念を覆す、そんな美味しい珈琲を目指しています。


想いを込めた珈琲を、ぜひ飲んでいただけると嬉しいです。